車長用視界システムについて

A導入部

僕らが愛する神ゲーWotに大きなアプデが来ました。これまでは効果がびみょーで一部にしか人権のなかった拡張パーツですが種類が大幅増加。各車種の持つ特性と拡張パーツの種類によってボーナス値が変わるなど大きなテコ入れがありました。

そんな新しい拡張パーツを眺めていたら1つ異質な存在に気づいてしまったんですよ。

それが「車長用視覚システム」 この拡張パーツの効果は

・移動中の敵車両の隠蔽10% / 12%減少

・茂みに隠れた敵車輌の隠蔽率を15% / 20%減少

と自分の能力を底上げするのではなく、相手の能力をデバフする珍しい効果。

へー面白そうとか思って効果を再度チェックするとその時電流走る。

戦車兵なら視界と隠蔽の表が頭に入ってると思うんですが、超ざっくり視界445mで隠蔽10%減少って発見距離が40mぐらい変わってくるんですよ。20%なら倍の80m。

静止隠蔽30の敵の発見距離を40m短くするためには大体115m視界を伸ばす必要があります。これを考えると超おっぱい間違えた。「超OPやんけ!!」とチンパンと同様の短絡的思考を持つ私は思ってしまったわけです。

実際に60万クレジットもの大金をはたいて胸躍らせながらランダム戦に出た私はこう思ったのです。

それは「あんまり強くないっぽい??」

というわけで検証検証。導入部長すぎ。失礼。

 

B検証

使用車両は

T92 視界463

object907 静止隠蔽35.71 / 移動隠蔽27.59

というわけで実際に検証してみた計算上の発見距離と実際の発見距離は以下に

  1 2 3 4 5 6 7
状態 通常 茂み 移動時
車長用視覚
視界 463.00 463.00 463.00 463.00 463.00 463.00 463.00
隠蔽 35.71 35.71 35.71 35.71 35.71 27.59 27.59
茂み隠蔽率   50.00 25.00 50.00 25.00    
補正(-固定)       -20.00 -20.00   -12.00
隠蔽率計 35.71 85.71 60.71 65.71 40.71 27.59 15.59
理論発見距離 315.52 109.02 212.27 191.62 294.87 349.05 398.61
実際発見距離 315.00 108.00 212.00 149.00 232.00 348.00 362.00
推定隠蔽率       76.00 55.70   24.50

 ・・・うん。ダウト!

深夜28時にWG数字間違ってんじゃねーか金返せとか愚痴ってたら、ここで国立理系大学生が「これマイナスの分は固定値じゃなくて掛け算だね」と目から鱗発言。さすが最高学府。卒論をA4用紙10枚で終わらせたクソ文系のチンパンとは頭の出来が違いますねえ。

てことで車長用視覚システムの補正を

「茂みの隠蔽率×20%」

「車両の隠蔽率×12%」として再計算すると

  4 5 7
状態 茂み 移動時
車長用視覚
視界 463.00 463.00 463.00
隠蔽 35.71 35.71 27.59
茂み隠蔽率 50.00 25.00  
補正(乗算) -10.00 -5.00 -3.31
隠蔽率計 75.71 55.71 24.28
理論発見距離 150.32 232.92 362.73
実際発見距離 149.00 232.00 362.00

  ぴったんこカンカン

 

C結論

 正しい効果は

・移動中の敵車両の隠蔽をもとの隠蔽の90% / 88%に減少

・茂みが持つ隠蔽率を固有の隠蔽率の85% / 80%に減少

 こんな感じ?

隠蔽の補正は説明通りの固定値ではなく、割合ということですね。QED

主語を拡張パーツの効果に置いてるからあの表記なんだろうけど絶対勘違いするよね。

もうちょっと検証したいことがあるけど長くなったからいったん区切り。 

 

PS

僕の記憶の限り、倒した木の隠蔽率って25%だった気がするんだけど(木だけに)、実際計測するとどうも50%みたいなんですが詳しく知ってる方いませんか?

マリノフカでやってたんですが25%隠蔽の木がどこにもなくてびっくりでした。

 

ようへいさんも検証してたみたいなんで。

非常に分かりやすいですねえ!!

https://youhey-k.hatenablog.com/entry/2020/08/08/125624